【子供関連:英語 豆知識】”イヤイヤ期” 英語で何て言う?

著者の海外生活も長くなり、海外に暮らすこと自体に新鮮味が薄れて来ていました。ところが、子供が生まれて生活は一変。子供を持つまで知らなかったことが、日常に沢山出て来たのです。今回は、アメリカで学んだ乳幼児と数字にまつわる4つの話をご紹介します。

アメリカ人は生まれた時から大きいのか?

『小さく生んで大きく育てる』…近年の日本でよく耳にするこの言葉。周りの日本人経産婦に尋ねると、出生時に赤ちゃんが3000グラムを切っていたと答えた人が少なくありませんでした。実際のところ、日本の新生児の体重はピークだった80年代よりも7%ほど減っているのだそうです(昭和生まれの新生児の平均体重は3000グラムを超えているのに対し、平成生まれは2900グラム代)。そんな背景もあって、著者がアメリカで息子を出産した時には、日本の友人たちに「昭和の赤ちゃんのようだ」だと言われました。息子の体重は3420グラム。確かに、近年の日本の新生児と比較すると若干大き目かもしれません。しかし、3420グラムはアメリカではごくごく普通。アメリカの新生児の平均体重は、3389グラム(※1)。正直、もっと重いのかと思いませんでしたか?著者もちょっと意外でした。なぜなら、アメリカ人の同僚や友人が4000グラム前後の赤ちゃんをバンバン産んでいたからです。それでも、アメリカの新生児の体重も、日本同様年々若干軽くなっているようなので、分からないものですね(※2)。

乳幼児の年の数え方

日本では乳幼児の年齢を、新生児の間の4週間は「生後●週間」、その後は1歳になるまでは「生後●ヵ月」、1歳を過ぎたら「1歳●ヵ月」と言う場合が多いようです。一方アメリカでは、2歳になるまでは「生後●ヵ月」の言い方が一般的です。したがって、1歳1ヵ月は「thirteen months」、1歳6ヵ月なら「eighteen months」と言う具合です。公園などでも、子供の親たちは、「今、娘は21ヵ月です」などと会話しています。しかし、なぜか不思議なことに2歳を過ぎたら、「今息子は25ヵ月です」とは言わず、「2歳1ヵ月です」と言うようになります。そこで、アメリカの2歳までの乳幼児の年齢の言い方について、数人のネイティブスピーカーに何か理由があるのか尋ねてみました。すると、「分からない。単なる数え方の違いでは?」との回答が返ってきました。今でもはっきりした理由は分からず仕舞いなのですが、やはり文化の違い・考え方の違いなのかもしれませんね。

服のサイズは、月齢単位で

アメリカの乳幼児の子供服売り場に行くと、日本のサイズ表記とは異なることが分かります。『preemie(未熟児)』『newborn(新生児)』、『3 months』、『6 months』、『9 months』、『12 months』と、1歳までは3ヵ月置きにサイズが表示されているのです。1歳から2歳までは、『18 months』、『24 months』と、6ヵ月置きに。日本の表示の方法が身長であるのに対し(80センチ、 90センチ、 100センチなど)、アメリカでは月齢が基本(しかし、アメリカの乳幼児の服にも、月齢と共に身長と体重が目安として記載されています)。親戚や友人の子供にアメリカの洋服を買う場合は、是非これを参考にしてくださいね。

魔の2歳児は万国共通

親にとって子供への愛情は普遍的で、子供の成長は非常に喜ばしいものです。でも、2歳児ほど母親を悩ます扱いにくい存在はいません。それはひとえにイヤイヤ期のせい。自我が芽生えてきた証拠であり、大切な成長の過程なのですが、2歳児との日常は簡単に事が進まないことの連続です。一事が万事、気に入らなければ泣いたり癇癪を起したり、奇声を上げたり。そんなイヤイヤモード全開の2歳児を英語で、【terrible twos】と呼びます。意味はそのまま読みの通り、【恐るべき2歳児】。先日、来月2歳になる息子が、階段を10分以上掛けて登っていたときのこと。上からアパートの住人が降りてきました。「邪魔になってすみません。何でも自分でやりたい時期なので。」と謝ったところ、「気にしないで。子供はみんなそんなものだから。彼は今いくつ?」と尋ねられました。「来月で2歳になります。」と答えると、「Oh! Terrible twos!」とその女性は笑っていました。2歳児が小さい怪獣であるのは、どうやら万国共通の事実なようですね。

関連記事:【豆知識】知っておいて損はない!海外の妊娠に関する数字と英語

参考文献:
(※1&2)Baby Birth Weight Statistics
URL: https://www.verywell.com/baby-birth-weight-statistics-2633630

photo by: http://www.freepik.com/
written by : Olivia

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