【海外ネタ】タトゥーがある女性は、ナンパされやすい!?

日本でタトゥー(入れ墨)の是非が問われるたびに聞かれる常套句があります。『海外ではタトゥーは珍しくはない!タトゥーは市民権を得ている!』それって本当なのでしょうか?今日のアメリカでは5人に1人が何らかのタトゥーを入れています。意外ですか?5人に1人よりも多いと思っていませんでしたか?アメリカのタトゥー人口は、日本のそれよりは多いことは確かです。

しかし、アメリカの人口の約14パーセントのみがタトゥー保持者。この数字だけを見ると、アメリカでもタトゥー愛好家は少数派だという事実が浮き彫りになります。そこで今回は、【タトゥーをした女性】に対する男性の印象・意見をご紹介します。

アメリカ人女性とタトゥー

アメリカにはタトゥーを入れた女性はさほど珍しくはありません。著者の前職場でも、アメリカ生まれのアメリカ人女性の同僚の数人にタトゥーがありました。現在暮らしているアパートのプールサイドにもタトゥーを入れた女性たちの姿をよく見掛けます。近所のショッピングモールに出掛けでも同様です。

事実、アメリカでは男性より女性のタトゥー保持者の人数が若干多いのです。この傾向は35歳以下の女性に顕著に表れていて、なんと35歳以下の男性でタトゥーがある人の2倍の数に。また、タトゥーがある35歳以下の女性は自分のタトゥーを気に入っていると回答しています。

以前よりタトゥーが女性に浸透しつつある理由は、タトゥーをファッションの一部ととらえ、オシャレ感覚で入れている女性が増加していることが考えられます。

男性は女性のタトゥーをどう思っているのか?

若い女性を中心に人気を得ているタトゥーですが、アメリカ人の男性はタトゥーがある女性をどのように思っているのでしょうか?アメリカの匿名掲示板Redditでは以下のような意見がて寄せられていました。

【場合による派】

  • センスの良いものもあれば悪いものもある。タトゥーの内容による
  • 良いデザインのものが、好ましい場所にあるのは構わない。全身にあるのは女性の魅力を半減させるし、安っぽく見える
  • 詩を書いた筆記体みたいなのは、興覚めする
  • 手首や背中などにくだらない漢字のタトゥーがあるのはバカみたいに感じる
  • 小さいものは構わないが、取り立ててタトゥーのファンではない

【完全に馬鹿にしている派】

  • タトゥー上等。誰が軽い女性かすぐに分かる
  • これ以上に明白な『すぐヤレる女』の印はない

【賛成・肯定派】

  • 良いデザインのものであれば、女性の魅力が増す
  • 自分にはタトゥーがないし入れる予定もないが、タトゥーがある女性は好き
  • 腕の良いタトゥーアーティストが入れた上質のデザインのものであれば問題はない(ただし、顔や首以外は)

【否定派】

  • 元彼女がお尻に酷いデザインのタトゥーを入れた。今まであんなに安っぽいものを見たことがない
  • まれにタトゥーで個性が引き立つこともあるが、素材を台無しにすることもある
  • 女性の上品さ美しさを台無しにしているう。特に、星や蝶、ハートや漢字のタトゥーは
  • 大体の場合は賛成しない。個人的にはタトゥーの大半が安っぽくて単なる流行に見える。『足に蝶のタトゥー?一体それにどんな主張や大義名分があるんだい?』
  • タトゥーが女性の魅力を半減する場合が多い。デザインが大きかったり数が多かったり変なものであればあるほど、それに伴って魅力も減る
  • タトゥーの是非で女性を判断しないが、タトゥーがあるからといって特別何か魅力が増すということはない
  • タトゥーがある女性は危険を冒すことや痛いことが好きなように思ってしまう。精神的に危うい女性を彼女にしたくはない
  • タトゥーを入れた年齢が若ければ若いほど、その人が正常な判断に欠ける場合が多い。つまり、後先を考えない身持ちの軽い女性であることも多い。

アメリカ人男性は思ったよりも保守的な思考だった?!

これらの意見を見る限りでは、日本よりタトゥーに寛容なアメリカでも、女性に対しては保守的で閉鎖的な考えを持った男性が多いことが分かります。信じられないかもしれませんが、女性がタトゥーを入れたことで男性が別れを決意することもあるのです。

著者の周りのアメリカ人男性にも訊いてみたところ、同様の意見が多く返ってきて驚きました。『友達になる分には全然気にしないが、恋人には選ばない(自信を持って親に紹介し辛いから)』『小さいものならあっても構わないが、できればないに越したことはない』『情緒不安定な人が自傷行為に近い感覚で入れることもあるので、恋人にするのには敬遠する』逆に女性のタトゥー肯定派は、自らもタトゥーがある男性が大半でした。

一方、タトゥーがある男性に対する世間の印象は女性ほど否定的ではありません(ただし、就職活動や職場での風当たりの強さは除きます)。タトゥーひとつにしても、男女平等が叫ばれるアメリカにもまだまだ男女格差が横行していることは否定できません。

タトゥーがある女性は身持ちが緩いのか?

男性の意見の中で非常に気になるのが、【タトゥーのある女性=性に奔放】というまったく根拠のない偏見です。短いスカートを履いている女性は男性から誘われるのを待っている、と同じぐらい勘違いという名の願望や主観が入っていますね。

自身の経験を基にそのような結論に達した男性も中にはいるのでしょうが、自分が遊び人であることはまったく棚上げの状態です。女性からすれば釈然としない話ですね。

しかし、残念ながら世の中にはタトゥーのあるなしで、女性の身持ちの軽さを量る男性がいるのです。フランス人のある心理学者が200人の男性を対象にある実験を行いました。同じ女性が同じビキニを着て、腰にタトゥーを入れた状態と入れていない状態で1人でビーチに寝転んでいた場合、男性がナンパを試みる確率がどれだけ異なるかを調べたのです。

その結果、タトゥーなしの女性に声を掛ける男性の割合が10パーセントだったのに対し、タトゥーありの女性には23.67パーセントだったことが明らかになりました。声を掛けるまでの時間も、タトゥーありの女性に対しての方が短かったということです。

偏見は『性に奔放』だけにとどまらず

また前出のフランス人心理学者が行った別の実験では、左肩に黒い竜のタトゥーがある24歳の女性の写真を見せられた男性グループと、同じ女性でタトゥーがない写真を見せられた男性グループに分け、女性の印象を尋ねました。

すると、タトゥーのある女性は『活動的』『意欲的』『正直』『親切』『信心深い』『知的』『芸術的』の項目で、タトゥーがない女性よりも低い評価を受けました。写真を見るだけではその女性の真の人となりは誰にも判断することは不可能です。にも関わらず、タトゥーのない女性と比較すると、タトゥーがある女性はネガティブな印象を受けると判断されてしまいました。

おわりに

周囲や掲示板での意見、そして実験結果を見る限り、アメリカやフランスでも見た目は人物の判断材料として重要な要素であることが分かります。そして、やはり【人は第一印象が肝心】だということも否定できません。

個人主義が根強く自由度の高いフランスやアメリカでもそうなのですから、日本でどうであるかは言うまでもありません。なんだかんだいっても保守的な考えの男性が多いのですから、よほどの強い信念やこだわりがない限り、女性は簡単に消すことができないタトゥーを本当に入れたいのかを熟考する必要があるようです。

参考文献:

Tattoos aren’t just for rebels anymore
URL: http://www.foxnews.com/us/2014/03/14/fox-news-poll-tattoos-arent-just-for-rebels-anymore.html

What Do Men Really Think of Women Who Have Tattoos?
URL: http://www.worldlifestyle.com/beauty-style/what-do-men-really-think-of-women-who-have-tattoos

How Do People View Women With Tattoos?
URL: https://www.psychologytoday.com/blog/head-games/201305/how-do-people-view-women-tattoos

Written by: Olivia

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