【要注意!】日本人が間違えやすい、反対の意味がある英語フレーズ5選

日本人なら日本語でネガティブな意味合いがある言葉を言われたら、すぐにピンとくるもの。でも、それが英語となると、話は別です。実は相手に皮肉や嫌味を含んだ返事をされているのにまったく気付かずに、相手を『暖簾に腕押し』状態にしたり、見当違いなコメントをしたりして相手をポカンとさせることも。今回は、文字通りに受け取ってはいけない、ふたつの意味がある英語の表現・フレーズをいくつかご紹介します。

  1. Very Funny

“Very funny.” もしあなたが相手からそう言われたら、「ウケた!」と思って喜んでいる場合ではありません。ヘラヘラしていると睨まれるかもしれません。あなたが何かを発言して、相手に”Very funny.”と言われたら、100%相手は嫌味・当てこすりを言っていると思って間違いありません。それを証拠に相手の表情を観察してみましょう。目は笑っていないはずです。

例)
A: Whoa! Your step-mother is smoky hot! I think I can even date her!
B: Ha ha. Very Funny. Get out of here!
(A:わあ!お前の継母はびっくりするほど色っぽいね!彼女となら付き合うことも出来るね!B:はは、笑えないね。もう消えてくれよ!)

言うまでもなく、ここでの”Ha ha”は棒読みで感情がこもっていません。ちなみに、あなたの言ったジョークが面白いと思った場合は、同じ『funny』でも、相手は”That’s funny!”や”You are funny!”と言うでしょう。

  1. That’s great.

低い声のトーンで発する”That’s great.”には、歓喜の要素は一切ゼロ。失望・怒り・イライラなどの負の感情が込められています。悪いニュースを知ったときに、よく使用されます。

例)
A: There is a huge traffic on freeway. I don’t think I will be able to get to the airport by 3 o’clock.
B: That’s great. You might miss your flight.
(高速道路がひどい渋滞なんだ。3時までに空港に行けそうにないよ。B:最悪だな。フライトを逃すかもよ。)

  1. I beg your pardon?

わたしたちが学校で習った、このお馴染みのフレーズ。『(聞き取れなかったので)もう一度言ってください』という意味だけではないのです。あなたの発した言葉を相手が間違って解釈したり、あなたが相手に挑発的な言葉を投げかけたときに”I beg your pardon?”と言われたら、そこにはネガティブな意味合いがあります。『今何て言った?』『もう一回言ってみろ』というニュアンスで、相手は『お前、喧嘩売ってんのか?』の戦闘開始モード一歩手前なことも。 以前著者が勤めていた職場の部内で会議があったときのこと。アメリカ人の同僚数人がある問題を巡ってかなりヒートアップしてしまい、”I beg your pardon?”と”Excuse me?”の応酬で、そこは修羅場と化しました。

例)
A: You are not worrying about me at all. You are just nosy and enjoying my personal issues.
B: I beg your pardon?
(A:あなたは私の心配なんか全然してない。ただ、詮索好きで人の不幸を喜んでるだけなんだ。B:ちょっとそれどういう意味よ?)??

  1. Be my guest.

“Be my guest.”にも、ふたつの意味合いがあります。肯定的に使用される場合は、『ご自由に』や『お好きにどうぞ』の意味になります。しかし、否定的に使用される場合は、『勝手にすれば?』『好きにしろ!』など、相手に愛想を尽かして突き放すニュアンスがあります。

例)
A: I am not going to do that no matter what!
B: Be my guest!
(A:何がなんでも絶対にやらないからな!B:勝手にしろ!)

  1. Big deal!

“Big deal!”を直訳すると、『大ごとだね』になります。しかし、あなたが取るに足らないことを誇張してギャーギャー騒いでいたとします。もし相手が冷めた口調で、”Big deal!”と口にしたら文面通りの意味ではなく、その真逆です。『大袈裟だな』『はいはい、それは大層なことで(どうでもいいよ)』と、皮肉っているのです。

例)
A: No chit chat at all so that we can give our CEO good impressions when he visits our department.
B: Big deal!
(A:社長が訪ねてきたときに好印象を与えられるように、私語は全面禁止です!B:どうでもいいよ!)

まとめ

今回ご紹介したのは、ほんの一例です。英語にはこのようなふたつの意味合いを持つフレーズが、ほかにもたくさんあります。肯定的な意味合いなのか、それとも否定的な意味合いなのかは、会話の流れや状況(喧嘩や口論中など)、そして相手の表情や口調、声のトーンから読み取ることができます。もし相手を不快な気分にさせたり、怒らせるつもりがなかった場合は、”I didn’t mean it.”や”I didn’t mean to hurt your feeling.”と伝えて、大事になる前にすぐに謝ることも忘れずに。

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written by: Olivia

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