出会いがない方にオススメ!世界中で人気の出会いアプリTinder

海外ではすでに若い人たちを中心に人気のマッチングアプリ、Tinder(ティンダー)。今年に入ってから、日本でも都市部を中心にじわじわと人気が出て来ています。さて、Tinderとは一体どんなアプリなのでしょう?便利な点や注意点なども合わせて、話題のアプリTinderをご紹介します。

Tinderの創業者たちは、パリピ?

新たなITのトレンドは、アメリカのシリコンバレーのオタクたちによって生み出されると言われる中、マッチングアプリのTinder(ティンダー)は異色を放っています。創業者はカリフォルニアでお金持ち大学として有名なUSC(University of Southern California / しばしば、親に買ってもらった高級車を乗り回す生徒たちを皮肉って、University of Spoiled Childrenと揶揄されることも…)のパーティーをこよなく愛する卒業生たち。パーティーに熟知した人たちが開発した、まさに『気軽な出会い』や『ノリの良さ』に特化したアプリ、それがTinder(ティンダー)です。意外にも、創業者のひとりは女性です。この女性がTinderの良さを女子大生にプレゼンして回るという、地道な草の根運動を展開。その結果、Tinderは口コミを通じて若い女性たちに広がり、支持を得たという情報もあります(ちなみに、彼女はその後、創業者間のゴタゴタでTinderを離れ、Bumbleというアプリを立ち上げました)。Tinderは日本語に訳すと、火口(ほくち)・燃えやすいものという意味。デートアプリには適したネーミングと言えますね。

使い方はいたって簡単

Tinder(ティンダー)は、無料でダウンロード出来るアプリです(有料版のTinder Plusもあります)。まず、自分のプロフィールを作成し、写真をアップ。それから、出会いたい人たちの距離を指定します。スマートフォンの位置機能を利用し、希望の距離圏内にいる異性とのマッチングをするのが、このアプリの大きな特徴のひとつです。距離はキロとマイルで対応しています。距離指定後、アプリが自動的に検索を開始し、次々と登録者たちの写真(プロフィール)が出て来ます。

2つ目の大きな特徴は、相手を気に入ったら右スワイプ、好みでなければ左にスワイプするだけ(一日に出来る回数制限がありますが、とても気に入った場合は上にスワイプ)。

3つ目の特徴は、あなたが『いいね!』した相手でも、相手があなたを気に入らなけらばメッセージの交換が出来ないこと。したがって、あなたのまったく好みでない相手からひつこく言い寄られる心配はなく、無駄な時間を省くことが出来ます。メッセージを送り合って、会いたいと思う相手にラインのアカウントや携帯の番号などを教えて、晴れて実際に顔を合わせる運びとなります。

どんな人たちに向いているか?

アメリカにおけるTinder(ティンダー)の利用者の年齢層で最も多いのが、25歳から34歳。次いで、16歳から24歳です。学生たちが大学のキャンパスで出会いを求めてTinderを利用していることをよく耳にします。利用の年齢層が若いことから、年齢が高めの利用者が若い利用者に『いいね!』しても、あまり返事を期待出来ないようです。日本では、日本人よりも外国人の利用者が多いのだとか。外国人と出会いを求める人には、Tinderは適したアプリともいえるでしょう。日本に観光・旅行で来た外国人が、滞在中に日本を案内したり、一緒に食事をして楽しい時間を過ごせる友達を見付けるためにTinderを利用することもあります。

女性の利用者がイニシアチブを取っている?

男性の利用者からよく聞かれるのが、Tinder(ティンダー)のキー・プレーヤーは女性だということ。男性は良くも悪くも基本は『女性が好き』ですから、『いいね!』する女性の容姿の許容範囲は広いのです。一方、女性は男性より選り好みが激しい(pickyな)傾向が。その結果、男性がたくさんの『いいね!』をしたにも関わらず、女性からまったく反応なし…ということも珍しくないようです。男性の利用者は、すぐに結果を得られると過剰に期待するよりも、気長に待つぐらいの気持ちで臨むのが無難かも知れません。また、まれではあるものの、Tinderを利用して『商売』に励む女性もいます。とてもセクシーな女性からメッセージが来た!と思ったら、実は商売目的だった…という笑えない話も。他には、Hollywoodで女優やモデルの卵(LAではみんなが『自称』女優やモデルだというジョークがありますので、お察しを…)が援助交際相手ならぬパトロンを探しているケースもあります。

プロフィールと写真はTinderキモ

単刀直入に言えば、Tinder(ティンダー)は容姿重視のマッチングアプリです。利用者が登録者の写真で『いいね!』するか否かを瞬時に判断するわけですから、どれだけ魅力的な写真をアップするかが重要です。そして、写真が気に入られて初めてプロフィールが閲覧されることから、プロフィールに何を書くかも軽視出来ません。特記すべきは、Tinderがfacebookと連動している点。あなたが『いいね!』した相手が、あなたに『いいね!』し返す前に、facebookであなたの情報や写真をチェックする可能性が大いにあります。実際に、男性の利用者が女友達のアドバイスを元にfacebook上のプロフィールや写真を変更しただけで、女性からの『いいね!』が増えたという報告もあるので、facebookも手抜き出来ません(ちなみに、アメリカではマッチョな男性が人気ですので、身長や鍛えた身体、いかにスポーツマンかをアピールすると有効的だとか)。

Tinder利用の注意点

マッチングサイトの例外に漏れず、Tinder(ティンダー)をいわゆるワンナイトスタンド(日本語で言うところの、ヤリモク)で利用している男性がいます。それ故、Tinderは『hook-up app(ナンパ・アプリ)』の異名を持っていることは否定出来ません。特にアメリカでは、真剣な出会いよりも気軽なものを好む大学生にこの傾向が見られ、ちょっとした社会現象化しつつあります。Vanity Fairの記事の中では、Tinderは『手軽なゲーム感覚』で『セフレ文化を助長・奨励する』と手厳しくコキ下ろされています。

もしあなたがTinderで、将来の結婚相手を真剣に探そうと思っているのであれば、ちょっと重過ぎるし、場違いな印象を相手に与えるのは否めません(もちろん、100%可能性は否定出来ず、結果的にそういうこともあるかもしてませんが…)。あなたがTinderを利用して友達を求めているのに、相手が下心のみの場合も十分に考えられます。「ワンナイトスタンド大歓迎!」な人なら、「病気だけには気を付けて、自己責任でご自由にどうぞ…」というところ。しかし、そうでなければ、下心丸出しの相手には毅然とした態度で臨むのが無難です。Tinder利用者がfacebookでアカウントを持っている場合は、ある程度身バレしているので、まったくの身元・出所不明者とならないのは安心材料ではあります。しかし、いくらfacebookにアカウントがあろうが、Tinder登録者があなたの友人の友人であろうが、ナンパや体目的の抑止にはならない場合があることは言うまでもありません。

まとめ

2020年には日本でオリンピックが開催されますし、年々増加する外国人旅行客を考慮すると、Tinder(ティンダー)は上手く利用すると外国人と知り合うのに便利なアプリだと言えるでしょう。また、近隣で英語で会話する相手を探している人にも、Tinderは魅力的なアプリなのではないでしょうか。指で右スワイプするだけで、あなたの世界が広がる可能性があるのです。ただ、すでにお伝えしたように、便利さと悪事・犯罪は常に表裏一体です。いろいろな価値観や考えの人たちが利用していることを念頭に置いて、あくまでも賢くTinderを利用してください。すべては自己責任、自分を守るのは自分だということは忘れないようにしましょう!

photo by:http://www.hngn.com/

written by: Olivia 

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